Adobe Illustrator用 バーコード作成プラグイン「Serial Barcode」

バーコードについて 〜郵政Postalコード(カスタマコード)〜今回は郵政Postalコード(カスタマコード)についてご説明します。

【 カスタマコード (郵政番号) 】

「カスタマコードについて」

日本郵政株式会社が定めた、郵政事業等で区別される顧客が作成したバーコードです。
宛先をバーコード化し、郵便番号自動読取区分機での処理を効率化するために使われます。郵便物を出す際、郵便局が添付するのではなく、郵便を差し出す顧客側が任意で記載できます。これを印字することで、配達料金の割引が受けられます。必要条件では無いため、必ずしも印字する必要はありません。
郵政株式会社が定めるバーコードには、局内バーコード、IDバーコード、カスタマバーコードの3種類があり、SerialBarcodeで作成できるのはカスタマバーコード(表記はPOSTAL)となります。

印字した場合の割引料金につきましては、日本郵便のHPをご参考下さい。
>> 日本郵便:バーコード印字による料金割引について(外部サイト)
*割引に関しましては、他にも条件があります

「カスタマコードの特徴」
バーコードの特徴というよりは、このバーコードを印字することで料金割引が受けられることが特徴です。但し、割引を受けるには印字したバーコードを、差し出し時又は事前に郵便局に提出し、品質検査を受ける必要があります。また。他のバーコードには無い、郵便事業独特の形をしたコードになっています。

「カスタマバーコードで表現できる文字」
カスタマコードで表現できる文字は、0 ~ 9 (数字) 、- (ハイフン)、8種類の制御コード (CC1~CC8)です。また、数字と8種類のコードを組み合わせで A ~ Z (アルファベット)も表現出来ます。カスタマコードでは、上記コードを例にしますと「神奈川県藤沢市鵠沼橘1丁目1番地2号」のうち「神奈川県藤沢市鵠沼橘」を郵便番号「251-0024」で表し「1丁目1番地2号」を「1-1-2」で表し、「251-0024 1-1-2」をコード化します。

「カスタマコードの構成」
カスタマバーコードの構成は、上下にバーを延ばしたロングバー、上方向のみにバーを延ばしたセミロングバー(上)、下方向のみにバーを延ばしたセミロングバー(下)およびタイミングバーの、4つのバーを3本組み合わせて1つのキャラクタを表す4ステイト3バーとなっています。

「カスタマバーコード作成についての詳細」

カスタマバーコードについては、機械処理で郵便物の宛先を判断するため、作成する際には郵便局が定める規格に沿って、作成する必要があります。印字する紙やインクの色、品質、大きさや郵便物上の位置や、角度など細かくございますので、作成する際はご注意下さい。

詳しくは郵便事業株式会社のサイトをご参考ください。
>>郵便事業株式会社「郵便番号・バーコードマニュアル」(外部サイト)

また、外国にも英語版Customer Bar Code (RM4SCC)があり、
こちらは日本語版カスタマコードとは別のものとなっています。

次回はGS-1 Databar (旧RSSコード)についてご説明致します。