Adobe Illustrator用 バーコード作成プラグイン「Serial Barcode」
~ GS1 databar (旧称:RSS) ~ Part.2前回に引き続きGS1 Databar についてご説明していきます。
前回は標準となるOmnidirectional 形式と、縮小版のTrucated形式をご説明しました。
今回はLImited についてご説明致します。
================================================================
第8_2回は引き続きSerialBarcodeで作成できるGS1 Databar Limitedです。
【 GS1 DataBar Limited 】
「GS1 DataBar Limitedについて」
GS1 DataBar の中でももっとも小さなシンボルです(旧称RSS)。パッケージインジケータ読取ができないため、標準化の対象外となっており、一般消費財には利用出来ません。(物流識別子)を”0″または”1″に限定してシンボルサイズを小さくしたバーコードです。読取ができないため、標準化の対象外となっており、一般消費財には利用出来ません。
「GS1 DataBar Limitedの特性」
Limitedは、0〜3,999,999,999,999 (4×10の12乗通り)の値を表現できます。Omnidirecitonalと同様に16桁の文字列として記載されますが、シンボル自体からデコードできる文字列は13桁となります。そのため、データとして自由に表現できるのは、0~1,999,999,999,999の範囲となります。
「GS1 DataBar Limitedの構成」
Limited型のデータ構成は、Omnidirectional型同様に16桁の文字列として記載されます。
データ構成はAI(アプリケーション識別子)2桁、データ本体 13桁、チェックデジット 1桁の全16桁で表示されます。但し、これは目視上の桁数で、バーコードからデコードできる桁数は13桁となります。
LImitedのシンボル構成は、
・エレメント数 46エレメント
・モジュール数 74モジュール
・バーの高さの最小値 10モジュール
となっており、5つの領域で構成されます。また、13桁のデータは2個のデータキャラクタを用いて表します。
また、Limited形式ではクワイエットゾーンの代わりにファインダパターン(チェックキャラクタ)を用いて、位置検出を行っています。ですので、その分、省スペースが可能になっています。
次回はGS1 Databar Expandedをご紹介致します。