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Adobe Illustrator用 バーコード作成プラグイン「Serial Barcode」
~ チェックデジット(CD)~
前回はバーコードをプラグインで製作する利点をご説明しました。
今回は、バーコードに付加されるチェックデジット(CD)についてご説明します。
【 チェックデジット(CD) 】
「チェックデジットとは」
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バーコード自体に一部の汚れや破損があった場合でも、本来のデータと違う誤読を起こす可能性もあります。そういった事態を防ぐ為にも、チェックデジットの付加を行えばより安全に読み取れます。
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「チェックデジットの算出と計算方法」
チェックデジットは、そのバーコードに誤りが無いかをチェックするためのコードで、
通常一番最後(ストップキャラクタの前)にバーコードデータとは別に、1桁付加されます。読み取り時に、この数字とデータが一致していれば正常読み取りとなり、不一致ならリードエラーになります。
チェックデジットの主な算出方法
・モジュラス43
・モジュラス10 / 3
・モジュラス16
・モジュラス10 / 2
・7チェックDR
・加重モジュラス11
・ルーンズ(モジュラス10/2ウェイト)
・モジュラス103
バーコードの種類と対応する計算方法
・JANコード – モジュラス10/3
・ITFコード – モジュラス10/3
・CODE39 – モジュラス43
・CODE128 – モジュラス103
・NW-7 – モジュラス10/3/モジュラス16/モジュラス11/モジュラス10/2/7チェックDR/加重モジュラス11/ルーンズ(モジュラス10/2)
もちろん、一般的にバーコード作成ソフトでバーコードを作成する際は、自動的にバーコードの種類に沿ったCDが付加或は任意で選択が可能ですので、細かく覚える必要はありません。各計算方法には、それぞれ手順にてチェックデジットを算出できますが、ここではそちらの掲載は行いません。
次回は、バーコードを自社製品で登録する場合の手続き方法等をご説明します。